ヒノキ材長尺皿の塗り(その2)
2022年01月17日 | 工房日記 | Comment(0)
2022/01/17
漆塗り作業は、このところの寒さでなかなか先へ進みません。今日も作業部屋の室温は12℃。
エアコンをかけると室温は上がるものの目に見えない埃は舞うし、湿度はますます下がって、空気中の水分を吸収して乾く行程が進まず痛しかゆしなんです。
ヒノキ材の長尺皿は本塗に入る段階。毛羽立ちを落としてから黒中漆を鉢に取ったら、いつもと手ごたえが違い気温が低くて粘性がないのです。かまわず塗って → 力いっぱい拭き取ります。
今日は上塗り(その2)です。昨日の教訓で、漆を温める代わりに塗り始める前に素材を電気
座布団に乗せて温めます。2回目は上次伊勢早漆です。若干柔らかいのでサクサクと塗れたの
ですが、気温が低いため色艶にメリハリがでません。明日乾いてからどうするか考えます。