拭き漆工房「うたせ」

作者紹介

小野昭夫

中国・内モンゴル自治区生まれ。引き揚げてきてからは千葉市在住。
このホームページを立ち上げた2012年6月で69歳になりました。

ごく普通の社会人生活を送った後、六十の手習いならぬ65歳で通い始めた漆塗り教室がきっかけで、漆塗りの奥の深い世界に入り込んでしまいました。

ジャンルは拭き漆です。現在は奥の細道のどの辺をウロウロしているのか？どこがゴールなのか？皆目見当がつきません。

 

私の場合、リタイヤ後の時間の過ごし方が晴耕雨読タイプではなく、暇さえあればテニスにバイクに日曜大工に明け暮れるアクティブ派タイプでしたので、現在の過ごし方（漆塗りの作業手順を追いかける毎日）は自分で蒔いた種と云ったところでしょうか・・・。

 

その道のキャリアとしては、日曜大工歴50年・木工歴5年・拭き漆歴3年です。

2010年2月中旬、自宅での木工と漆塗り作業に限界が来て作業部屋を探している時、現在工房を構えているアート・コミュニティ美浜（後述）に出会うことに・・。期せずして自己満足の世界から厳しい視線の待ち受けるアーティストの世界へ仲間入りすることになりました。

 

 

展示会デビューはその翌月の第2回美浜アート・フェスタ。続いて3月下旬の幕張アクアテラス・スプリングフェスティバルに出展することになり、その時取材に来たマクハリドットTVの身に余る美辞麗句を持って作品作りのコンセプトにしています。その一端を紹介しますと、「先日こんな素敵な木工に出会いました。どこか懐かしい、アメ色のようなトーンで仕上がった様々な形は、ずっしりと温もりを感じることができ、形を変えた木の生命力を感じる・・。気持ちが豊かになる木工品です。」

シックな漆塗りの小物と居心地の良い生活空間とのコラボレートを提案します。