尺2寸のすし飯台、完成です
2020年09月26日 | 工房日記 | Comment(0)
2020/09/26
前回、木地呂漆は、【磨き上げることで漆自体が持っている自然の光沢がでてくる。上塗り用の漆で、一般に「蝋色仕上げ」とか「研ぎ出し仕上げ」と呼ばれている技法に使われる漆です】と、説明書きをそのまま引用しましたが、問題は磨き上げる方法なんです。
一般的に塗り立ての上塗り漆の光沢を引き出すために、炭を使って柔らかく仕上げるのです。
今回は、手持ちの2000番の水研ぎペーパーを使って試験的にやってみましたが、やはりこの方法ではムラがでます。もっとも生漆の仕上げとしては今までにないしっとり感もでましたが・・。
ということで、尺2寸のすし飯台は、木地呂漆の拭き漆仕上げとしました。
完成です。