
木地呂漆
2020年09月22日 | 工房日記 | Comment(0)
2020/09/22
拭き漆の難点は、上塗りを重ねると深い光沢は出てくるのですが、色合いが重く濃くなりすぎることです。一番いいところの一歩手前で止めてしかも上品な艶を残す方法は難しいのです。
そこで「木地呂漆」を初めて使ってみました。
木地呂漆は飴色の透明な漆で、塗り上がりは半艶くらいの光沢。磨き上げることで漆自体が持っている自然の光沢がでてくる!との効能ですが、私は磨く代わりに摺り込んでみました。
昨日、その「木地呂漆」を買い求めに富里市のジョイフル2に行ったのです。ここは、13年前に漆塗り教室に通ったところ。教室の中の乾燥室の中には、製作中の合鹿椀がありました。
そしてここのジョイフル2には、アンティーク家具ショップも併設されています。
今日は「木地呂漆」を使って製作中の尺2寸のすし飯台を塗ってみました。仕上がりは如何に。