上端下端の平坦化
2020年05月21日 | 工房日記 | Comment(0)
2020/05/21
今手掛けている組子障子は飾り物ではなく、相当長い間実際に使われていたのでしょうね。 乾燥が進んだことによる全体の緩み具合と開け閉めの頻度による片べりは予想以上のもので、
上下左右の直角度が出ていません。いわゆるガタガタ。
このままでは2枚合わせの衝立にするのはムリ。そこで上下を強制的に平たん化することに。
まず、下端の片べり(中央の画像)は減った方に併せてカンナ掛け。
上端は敷居の溝に入る部分を畔引き鋸で切り落とします。