上端下端の荒隠し
2020年05月23日 | 工房日記 | Comment(0)
2020/05/23
このところお天道様をあまり拝んでいません。昨日は室内でできる上端下端の荒隠しの2工程
をやって、今日の午後からやっと天候が回復したので、外に出て最終仕上げです。
荒隠しその①。
両端の欠損部分を漆で埋めます。材料はご飯の残りを少々・木屑の細切れ・砥の粉・生漆です。これで穴埋め材の「コクソ」を作り → 欠損部に埋め込みます。
荒隠しその②。
継ぎはぎだらけの上端下端のエンド部を平板でカバーします。900×30×t3のヒノキ材から
2本分の目隠し板を取り出して → 長さを確認して → ボンドで接着して一晩おきます。
荒隠しその③。
ヒノキ材の横幅は30mm Vs 上端下端の幅は27.5mm。と言うことでカンナの出番です。その後
サンドペーパーで四方をトリミングして荒隠しは完了です。