地の粉蒔き塗り
2018年02月06日 | 工房日記 | Comment(0)
2018/02/06
「イチョウ」の端材のトレー、ほぼ行き当たりばったりに進めています。以前も途中経過を書きましたが、中央部が柾目と逆目が交差していて表面の仕上がりに苦慮していたところです。で、麻布を貼った段階から地の粉を蒔いて荒地仕上げにする方法を取ることにしました。
朝の記録です。「ホテル・ザ・マンハッタン」の2Fが昨日のコンサート会場です。
部屋の中まで陽が差し込んでくるのを待って作業開始です。まず、輻射熱で温めます。 →
まず、「イチョウ」の別の端材とケヤキ材の額縁を塗り足します。
「地の粉」は珪藻土を焼いて粉末状の粉にしたもの。輪島塗の下地つくりに使います。まず、
「イチョウの端材トレー」の中央部にたっぷりと黒中漆を塗ります。
漆は接着剤として使うのですが、漆がはみ出ているとそこにも地の粉がこびりつきます。念には念を入れて拭き取って → 余分なところを触らないようにして地の粉を蒔きます。右手で持って振るっているのは、ケーキ作りの時につかうパウダー入れ。
午後3時の日差しです。もうすぐ春ですね。北陸地方の方、お気の毒様です。