「菩薩形坐像」の塗り(その2)
2017年02月23日 | 工房日記 | Comment(0)
2017/02/23
「菩薩形坐像」の素材は、木曽檜です。雑木檜やアラスカ檜に比べると柔らかくて導管が綺麗に通っているので漆の塗り映えがします。でもちょっと柔らかい分、黒中漆が強く入りました。
朝の空模様は曇り、朝方少し降ったのか湿気を感じます。漆塗りには好条件です。
「木魚」の仕上がりは個数が増えるほどに安定してきています。作業時間も短くなっています。
「菩薩形坐像」の毛羽立ちを落として上塗りに入ります。
「菩薩形坐像」の前にミルクカップを2度塗り目+3度塗り目をやっちゃいます。
冒頭にも触れましたが、木曽檜は漆を吸い込みやすいので、ほんの少しの量を薄く伸ばします。
彫り溝に多量の漆がはいると黒ずむので、手のひらで少しずつ塗り広げていきます。そして、
彫り溝に入った漆を焼き鳥の串+ウエスで拭き取ります。一度目の上塗り終了です。
ここで「閑話休題」。娘宅の飛び込み仕事(大きな鏡の袴)の図面を書きます。
残り時間でIKEAで入手した竹製の大皿をバーナーで焼き焦がしました。