お化粧直しに没頭
2017/01/13
漆器の天敵は冬場の乾燥と紫外線です。なんか女性のお肌の天敵と同じですね^^。
特に紫外線は漆独特の麗しさと奥の深い輝きを壊してくすませます。日光東照宮の陽明門その他を定期的に塗り替えるのはそのためです。
「しょいか~ご習志野店」に展示してある作品も、長年同じ場所に鎮座ましましていると、くすんでくるので定期的にお化粧直しをします。(さっさと売れちゃえばいいのにねぇ~)
まずルーティン画像を記録します。
「しょいか~ご習志野店」に行って交通整理をします。上がBefor、下がAfter。
正午ちょっと前に帰宅したら、まだエレベーターの定期検査が終わっていませんでした。
12階まで荷物を持って行くのはちょっとしんどいので、時間つぶしです。
エントランスホールのこの↓オブジェ、お題は「虹を運ぶ雨雲」です。漆塗りかな?でも15年も経っているのにくすんでいませんよね?。
お昼は、武石IC近くの讃岐うどん屋さんで買ってきた「天ぷら」と、冷凍うどんの優れもの、
カトキチうどんで釜揚げうどんです。桶はお櫃のフタです。漆を塗ると水漏れしません。
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午後は、「しょいか~ご習志野店」から下げてきた漆器類のお化粧直しです。まず、ラベルを剥がしてこびりついている糊をテレピン油で落とします。
今日のお化粧直しは、ウエスに生漆を含ませて塗って → 手のひらで拭き取り → そしてその手のひらをウエスで拭き取ります。(ウエスで拭くと艶消し、手のひらで拭くと艶ありに)
少々時間があるので、「菩薩形坐像」のシェイプアップに取り組みます。もう少しですね!。
[本日のおまけ] 本日の乾燥室の様子です。