瓢箪から駒
2024年04月16日 | 工房日記 | Comment(0)
2024/04/16
さてと、春の工芸品まつりも終わって宿題に取り掛かることにしました。お客様のNさんからの依頼で、おうちにあった杉材を使って7枚のトレーを作ります。とくに納入期限がありませんが、きっかけを作ってテキパキとやることにします。
先だって製材所でプレーニングを受けて奇麗な表情になりましたが、細部をチェックします。よく見ると製材所の親父さんの言った通り自動カンナ機の入り口と出口には段差があります。これは自動カンナに材を送り込む時と出る時、材が一瞬止まるようなタイミングがあるからです。
#240のサンドペーパーで段差をなくします。次は反りのチェックですが、ほぼほぼ真っ直ぐです↓。ところが、縦横の直角度が出ていない材が2枚あって、成形しようと思ったところ、、、
何か作業テーブルの中央部分が変に動いているとに気づいたのです。調べたら、何とその部分の材の中央が腐って空洞となっていたのです。瓢箪から駒・棚から牡丹餅!どう表現すればいいのでしょう、思いがけずもっと先にやらなければいけないことを発見してしまったのです。
何しろこのテーブル、定期的に防腐剤は塗ってはいるものの22年もの間、雨風に絶えているのです。さっそく木工パテを買ってきてこちらの修理と防腐剤塗料を塗る作業を優先させました。
油性の防腐剤塗料を塗る前に電動サンダーをかけます。明日は雨模様なので先手を打ちました。