金継ぎ作業(その2)
2024年01月09日 | 工房日記 | Comment(0)
2024/01/09
金継ぎ作業の第一段階である、麦漆で繋いで → マスキングテープで固定したまま2週間乾
かしました。もうがっちりくっ付いたと思われる(確かめる方法が無い)ので、はみ出た麦漆
を削って成形します。使う道具は彫刻刀。
陶磁器の釉薬が乗っている部分のは漆はパリンと取れますが、表面の筋溝に入った漆は厄介でした。丁寧にほじくり出します。釉薬が乗っていない部分の漆はもう取れません。奇麗に4っつに割れたとはいえ、細かい破片がなかったり、高台の部分はVの字に欠けています。次の工程は、
コクソ(漆で作ったパテ)でそれらの部分を埋めます。
今日のもうひと仕事は、南洋材でできた本立てを黒中漆+油煙煤ブレンド漆で塗ってみました。