竹の割れチカラ
2023年11月21日 | 工房日記 | Comment(0)
2023/11/21
竹は地面から生えていると(水分が上がっていると)割れることはないのですが、一旦伐採されると枯れるまでの間に収縮応力が作用して必ず割れます。加工する場合は、時間をかけて風通しのいい所で長時間保存して均一に枯れるのを待つしかありません。
先日、生け花用の花生にしたてた竹筒に割れが生じてしまいました。錆付け漆で埋めたのですが、なお割れ目が広がって修復できません。竹の割れチカラって強いですね~~。
いきなり閑話休題です。この3日間の富士山、3様です。
Youtubeを見ていたら、漆塗りの初心者教室で脱脂綿を使って塗っていたのでやってみました。カミさんのお化粧用のコットンです。試し塗りのスプーンはいいかんじに。でも本塗では埃が多いし、すぐに丸まって使い物になりません。やっぱり手塗りの方が早くて埃が付きません。
今日のもう一仕事は、生漆+油煙煤のブレンド漆でお椀のテスト塗りと黒檀のお箸の塗りです。