杉板厚材サラダボウルの下仕上げ
2023年02月23日 | 工房日記 | Comment(0)
2022/02/23
杉板厚材をサラダボウル仕様にするのに一番手間がかかったのは、掘り下げていったノミが逃げられなくて止まってしまった部分にできた傷を消す作業。ノミの刃が止まった部分は逆から傷を消そうと思ってもそこが終点なので無理をすると反対向きの傷がより深く残るのです。
処理の方法は、終点の少し手前で刃を掬って小さな山を残こします。そこで刃をロング掬い刃に変えて小さな山を平たんにします。
まず少しでも軽量化するためぜい肉部分をマーカーしてそぎ落とします。最初の画像の枕木は
強い力で掬っても素材を動かなくする役目。使っているのは平掬い刃。小山が出来ている。
最終仕上げ作業は、まず外回りののこぎり目の段差や傷を取ってサンディングします。
最後に残ったのは小山を掬い取って→最後に残った傷をサンドペーパーで消していきます。