日常使い漆器の手入れ
2018年11月06日 | 工房日記 | Comment(0)
2018/11/06
いつもと同じ説明になりますが、私の作業は、漆を塗るタイミングと乾燥室の効率のよい使い方を考えて作業スケジュールが決まります。一点物を塗っては乾かし、それを3回も4回も繰り返すのはロスが多いのです。そんな時は、自家用の漆器類を引っ張り出してきます。
朝の記録です。(今日は珍しく朝日が撮れました → 定期健診へ → 遅い朝食です)
「センサーライトの台座」の彫りを仕上げて、今日中に塗ります。8角形の面をノミと金ヤスリで最終仕上げをしていたら、一転にわかに掻き曇って大粒の雨。ほうほうの体でベランダへ。
天気が変わったおかげで絶好の漆日和となりました。作業室で塗りに入ります。使う漆は黒中漆。入手処がいつもと違っていて、この漆の箱には使用期限の目安が書いてあります。
巻頭言には、”一点物はロスが多い!”と書きましたが、漆を用意して乾燥室に湿気を持たせる等の準備をするので、このさい、乾燥室の隙間を埋めよう!が本音。自家用の漆器の手入れです。