「鉄媒染液」作り
2018年04月12日 | 工房日記 | Comment(0)
2018/04/12
「鉄媒染液」はよく、草木染で色落ち防止のため合わせ技で使われます。これを木材に使うと、色素が固着して(黒っぽくなって)堅牢性が増すのだそうです。文献で読んだりネットで情報を入手したりして、試しに作ってみました。
朝食の記録です。(天候の記録は撮り忘れです^^;)
「鉄媒染液」を作るのに欠かせない”錆びた鉄”を頂きに、おなじみの赤福さんまで行きます。
お昼は大好物のザルそばでした~。窓辺の花もただいま、真っ盛り。
一般的な「鉄媒染液」は、錆びた鉄+酢+水=1:1:1を煮詰めたものだそうです。はい、酸化鉄+酢酸=酸化第一鉄溶液をつくる訳です。まず、良く錆びたハンマーの頭と鉄板を御用済みの中華鍋に入れ → 500cの穀物酢に同僚の水を足して火にかけます。沸騰してから弱火で20分煮て?→ 粗熱を取ったらガラス瓶に移します。
粗熱が取れるまでの間、昨日塗った「さわら材の鉢」の孔に詰めた「コクソ」を削ります。
出来上がった「鉄媒染液」は、約70%くらいに煮詰まっています。これを直射日光の当たらないところで2週間ほど保存すると使えるのだそうです。錆びた鉄は再利用できます。