型抜き貼り(その2)
2018年03月02日 | 工房日記 | Comment(0)
2018/03/02
昨日トライした上新粉糊による型抜き貼りは、見事に失敗でした。
そうですよね~、木に和紙を貼り付けるのに、でんぷん質の上新粉糊だけではくっつくはずはありませんよね~。あわよくば(くっついたら)、その上から生漆を塗って接着しようと思ったのですが、上新粉糊が乾いたら、和紙がくしゃくしゃになっちゃんです^^;。
朝の記録です。
朝一番でコストコに買い物です。
まず、「イチョウ」材の端材の上塗りです。上生漆をウエスに取ってなすりつけます。
昨日の和紙は、漆を拭き取るためのうす~い和紙でした。今日は、8匁の大洲和紙です。ちなみに、和紙の厚さの単位は現在でも百貫法(匁)がまかり通っています。同じ面積の紙であれば重い方が厚いわけです。和紙の標準的なサイズは、二尺×三尺(60.6m×90.9cm)です。ですので、その大きさの8匁の和紙の重さは、8×3.75=30gと言うことになります。
同じ型枠を使って3枚切り抜きます。隣ではカミさんが手編みの糸の本数をチェックしてます。
上新粉糊を作って → 糊漆を作って → 小筆で塗って → 和紙を貼って押さえます。
基本的には、漆の接着力で麻布も和紙も貼り付けるのです。遠回りしちゃいました。