木地固め2種
2017年09月27日 | 工房日記 | Comment(0)
2017/09/27
唐突ですが、本職の漆塗りは天気予報に関係なく作業スケジュールをこなしていきます。作業室で漆やテレピン油の匂いがしても問題ないし、漆風呂(乾燥装室)が365日24時間体制で使えるからなのです。私の場合は、天気予報を見ながら「今日、何をやるか?」決めていきます。明日は雨予報なので、今日のうちに「香炉-Ⅱ」とミニカップ・飾り棚の木地固めをしておきます。
朝の記録です。
食卓のパン皿は漆を塗り始めた頃の作品です。中央と裏全体に麻布を漆で貼って錆び付け漆で
麻布の目を塗りつぶしてあります。実は、兄貴分の皿もあるのですが、鍋敷きで使ってます。
「香炉-Ⅱ」を木地固めする前にお香の煙の流れを確認します。なんか、煙突!って感じですね。
午前中はもうひとつ、お香の台座と飾り棚(双方とも2組目)のサンディングをします。
これだけの物↗を木地固めするには、大量のテレピン油が必要なので屋上工房でやらざるを得ません。雲行きが怪しくなってきたので急ピッチで木地固めをします。