「香炉」上部の彫り(その5)
2017年05月09日 | 工房日記 | Comment(0)
2017/05/09
今日の作業時間も5時間でした。一見、「香炉」上部の彫りは遅々として進んでいないように見えるのですが、要所要所の形は決まってきているので、もう一皮むければ完成像が見えてきます。それよりも問題は、彫刻刀が切れなくなっちゃったこと。平刀・印刀は自分でも研げるのですが、そのほかの角度が付いたやつは素人が研ぐと、だいたい切れなくなります。
朝の記録を残します。
「香炉」上部も筒状の材料から彫り始めているので、そのままの形が残ると、ずん胴の手の形になります。今がチャンスなので、たなごごろから手首にかけての贅肉を少し取ります。
これが、やたらな工具を使うと(例えば荒目の金ヤスリを横向きで使うと)、下地に食い込んだ傷がずっと残ります。#120のサンドペーパーでじっくり落として → #320で仕上げます。
これ↑で有に1時間。残りの4時間は、指と指先の整形に費やします。
今日で90%いったかな?。