
お椀の修理
2023年12月29日 | 工房日記 | Comment(0)
2023/12/29
どうしたらこんななことになるのか、使っている人にお聞きしたかったのですが、サービスカウンターに2年ほど使ったお椀が届きました。私の作品であればアフターサービスでお化粧直しを受けていいるのです。開けてみてビックリ。ひび割れ・くすみ・淵周りの麻布のほつれ多々。
たぶん、使用後の洗う時に瀬戸物類と一緒にガタガタ・ゴシゴシやったのでしょう。
ひび割れの修繕はムリとしてもできるだけ現状維持を図り、使い続けて頂くようにしました。
修理の方法はまず、ご飯粒を練って → 砥の粉と生漆を加えて錆漆を作り表面を繕います。
2晩寝かして → 軽る~くサンディングをしてから、生漆の拭き漆を2ど行いました。