「美しき漆」展 in 日本民芸館
2023年05月24日 | 工房日記 | Comment(0)
2023/05/24
本日は銀行の窓口での事務手続きがあったのでお江戸に参上です。役目が終わった後、初めての渋谷階上駅経由で目黒区駒場の日本民芸館へ行ってきました。「美しき漆」展です。サブタイトルは、日本と朝鮮の漆工芸でしたが、両者は全く似て非なるものでした。
最近では銀行の窓口に行くことはめったにないのですが、社会人として現役だったころ便利に使っていたのがcitiバンクです。日本を撤退してからはほとんど凍結状態。このままではまずいので首都圏では唯一の窓口へ行き、解約手続きをしたのです。で問題は、口座を開いた時のサインを覚えているかどうか?です。うる覚えのローマ字をエイヤッと書いたら当たってました^^/。
東京駅の丸の内北口からお濠の方向へ → なんとなく居丈高な門構え → 面談室でパチリ
→ 渋谷駅の京王井の頭線へ → 駒場東大前駅下車 → 徒歩10分で日本民芸館です。
展示品の多くが江戸時代のものだったからでしょうか、日本では一番油の乗った時代の漆塗りの調度品や日常使いの食器類が現役でも使えそうな雰囲気で置いてありました。かたや朝鮮の漆工芸は、置きもの指物が中心で、ただ飾って鑑賞のため長い間じっと座っていた感じで動きが感じられません。また下地塗りの丁寧さが違うのでしょうか片や丸みとぬくもりが感じられ、こなたするどく薄くて金具の多用が目立ちます。また朝鮮の漆工芸品には拭き漆はありませんでした。