
提げ重の塗り足し
2022年12月23日 | 工房日記 | Comment(0)
2022/12/23
この秋の工芸品まつりに出展した提げ重(本名:遊山箱 4.5寸梅3段)にもう少しメリハリのある潤いを持たせたいので、塗り足しました。仕上がりは濃くなるけど深みが出てきます。
夕べの低気圧が通り過ぎたさいひどい風で物が動く音がしてたけど、案の定、ベンチが独り歩きしたり植木鉢がひっくり返ってました。台風並みの風だったんですね。予報を軽視してました。
このところ冬本番の温度湿度条件になったので漆を塗る前に乾燥室の準備を入念にします。
提げ重も塗る前に温めておいて→ウエスに漆を含ませて手際よく拭き上げていきます。
箱モノの塗りは、手先が眼で追えない箱の奥の隅々を丁寧にまんべんなく塗るのがコツです。