遊山箱・堤げ重に着手
2022年09月15日 | 工房日記 | Comment(0)
2022/09/15
9月中旬だというのに夏日が続いていますね。でも、湿度も高いので漆塗りには都合がいいんです。10月半ばの工芸品まつりの展示品に着手しました。
まず金繕いの仕上がり状況から。お弁当箱の蓋はこれで↓仕上がりです → 自家用の黒塗り鉢は全体のしぶいトーンに合わせるため、金繕いの上から生漆を塗って拭きます。
白磁器の欠損部の補修状況です。ちょこっと塗るにもノリ漆から作ります。
昔のランチボックスでしょうか!栃材のかわいい遊山箱・堤げ重(4.5寸梅型3段)です。切削
加工傷を少しでも残すと、漆がそこに入り目立つので念には念を入れてサンディングします。
半日かかってもまだ荒仕上の段階が終わりません。特に小端口部分のヨコの傷が曲者なんです。