亜麻仁油効果
2022年09月06日 | 工房日記 | Comment(0)
2022/09/06
以前、ランプのシェード作りをしていた時使っていた亜麻仁油を引っ張り出してきました。
亜麻仁油は亜麻の花から採取された天然油脂で古来より絵具・塗料として使われていて、その代表的な用途は、木部の艶出し・提灯・番傘などの仕上げ剤としての用法がよく知られています。
今回は、明治物の漆器のくすみ取りが、歯磨き粉+食用油の組み合わせではスッキリ落ちないので、亜麻仁油でコーティングすることを考え付いたのです。うす~くオイルの幕を貼り、光を均一に屈折させてみました。→ ピカピカ!効果ありすぎです。でもこのままでは埃が付くので、
ゴシゴシ拭き取ってしばらく様子を見ます。
お客様から預かったお弁当箱の修理は、一番の難関にはいりました。何が難しいかと言うと傷口の部分と健常な部分との境界線です。ここが面一にならないと後で表層を繕っても違和感が残るのです。一番の問題は水研ぎペーパーを使う範囲を決めること=金繕い部分を決めることです。
新たに押し寿司器(木枠+押し板)を手に入れたのでサンディング→木地固めに入りました。