とち材手彫り盛り皿
2020年07月08日 | 工房日記 | Comment(0)
2020/07/08
”忙中閑あり”で「とち材手彫り盛り皿」を始めました。
っていうか、忙中(試験勉強中)に記憶媒体(脳)のストレージに限界が来て動きが鈍くなったので、気分転換して隙間を作ろうとする作戦です。
先月から栃材と栓材のお椀類を手掛けていますが、この「とち材手彫り盛り皿」も、石川県加賀市山中温泉の木地屋さん、遊木館さんから分けてもらったもの。
サイズは、26×225×3.3cmの手ごろな質量感のある物。補説に曰く、その昔、井伊直弼が戦場の本陣で茶会を開いた時に菓子皿がなく、近くにあった鍋をかき回す道具の先を切り落として菓子皿に使用した・・・。との伝説アリ。その現存する物のレプリカだそうです。
ファインサンディングが終わったところでパチリ。バランスの良いフォルムですね。
木地固めをしている最中にも栃材特有の班が出てきて、この先の仕上がりが楽しみに。