屏風蝶番の仕組み
2020年06月07日 | 工房日記 | Comment(0)
2020/06/07
工房作業の現在状況は、お寺さんの木魚のお化粧直しをしながら、手の都合がいい時に屏風蝶番のモックアップを作って取り付け方の練習をしています。
今日は、屏風蝶番の取り組み方を紹介しますね。前段でもちょこっと紹介しましたけれど、普通の取り付け方だとどうしても蝶番が見えてしまうので、隠したらどうなるか?でしたね。
障子の外枠に見立てた角材2本に蝶番を埋め込んでみました。(左側はストレートに掘り下げ)
もうひとつの直付けのテストピースとの比較です。片や自在に動き、こなたちょこっと開いて、
(両辺が緩衝して)動きが取れません → その後、直付けの方は180度に開き、なんと!!
270度まで開きます。遠回りしましたが、屏風蝶番の仕組みが分かりました。蝶番軸を中心として回転運動をするので、逃げの分を取らないとダメと言うこと・・・でした。(そうですよね)下段真ん中は、平面・垂直に取り付けても外枠の方が大きいので200度どまりでした。屏風蝶番は外枠の寸法に合わせてピッタリの物がベスト、小さいものはダメと言うのが学習結果でした。