お疲れ休み
2018/01/15
昨日の早朝テニス会の新年会は、参加者のみなさん大満足してくれたようです。年明け一番のビッグイベントの疲れを残さないように、今日は一日ぼけ~としてました。
朝の天候です。
そうはいうものの、次回の出番のため、食器類の後始末だけはしっかりやっておきます。
お昼は、昨日の残り物(ごまだれ豆乳スープ)をベースに煮込みうどんを作ってくれました。
背中から暖かい日差しをあびて読書です。このところ「音」に関する本を読み漁ってます。これはキネブチ・ピアノの2代目(杵淵直知氏:大正14年生まれ)が、結婚して一児をもうけても一念発起してドイツのマイスターの資格をとるため、単身で2年半技術留学した際に家族に送った手紙をまとめた書簡集です。題名は「ヨーロッパの音を求めて」。
杵淵氏は36歳で文部省のヨーロッパ派遣試験に合格。周囲の大反対を押し切って(賛成者は奥様だけ)、借金して当時の西ドイツへ。日本での稼業は調律師。ピアノ・マイスターはピアノ製造から出荷、調律整音まですべてのエキスパートでなければなりません。マイスターの試験は学科と実技。試験問題はもちろん、ドイツ語です。もちろん、ゼロからのスタートでした。
この本は、杵淵氏の艱難辛苦のチャレンジ物語です。はい、往復書簡のやりとりではなく、杵淵氏が家族や友人知人に送った往路だけの書簡を時系列にまとめてあります。それが立派なストーリーになっているのです。
杵淵氏は後日、世界一の調律・整音のマイスターとして知られるようになりましたが、惜しむらくは昭和54年、54歳の若さで早世されています。この本はご家族が取りまとめた一周忌集です。
ノンビリズムの2つ目は、今日から始まったテニスの全豪オープンを観戦してたのです。怪我から復帰した西岡良仁がドイツのコールシュライバー(第24シード)を破ったのでした~~。