アコワゴの裏地塗り(その2)
2022年09月02日 | 工房日記 | Comment(0)
2022/09/02
今日は①アコワゴの裏地塗り(その2)と②お弁当箱の欠損部分の修復(その1)の記録です。
まず①アコワゴの裏地を麻布で貼り付けけたのはいいのですが、ノリ漆の量が多い所はテカり、少ない所は痩せているので、生漆を擦り込み、表面の均一化をはかります。
②なじみのお客様よりお弁当箱の蓋の欠損部分の金繕いを頼まれたので、引き受けました。
まず欠損部分を作業しやすい形に傷口を広げ → 生漆を浸み込ませてかさぶたを作ります。
ごく少量の錆付け漆を作り、傷口部分に載せます。これがかなり微妙な作業なんです。傷口に錆付け漆を適当量盛り上げて軽く押さえるのですが、はみ出た部分をどうやって拭い取るか?なんです。このケースの場合は、指先にティッシュペーパーを巻いてすいっと拭き取りました。