急いてはことを仕損ずる
2014年03月01日 | 工房日記 | Comment(0)
2014/03/01
久しぶりに、松戸市役所の「すぐやる課」をやってみました。
昨日、思わぬ出会いで手に入れたアカシア材の角皿を、一挙に、木地固めまで進めたのですが、一旦手を止めてじっくり見つめ直すべきでした。
最初の3枚の画像は、屋上工房でのサンディングの様子。ご覧のようにサンディングすると初めて素地が出てきます。(この段階で、ルーペで傷探しをすべきでした)
工房では、ラオスのカトラリー軍団の記念撮影から。妙な形のカトラリーですがどこか愛嬌があります。とりあえず、ギャラリーに仮置きしてあるマンボー皿へ一緒盛をしておきます。
さて、急いてしまったのはここから・・・。
ACM金土クラブの受付当番をしながら、ファインサンディングをしたのですが、雨模様になりそうだったので、サクサクと進めすぎました。(ここでもルーペで傷探しを忘れています)
いつぞやも記述しましたが、漆を塗ると切削傷またはサンディングの傷跡が浮き出てきます。
木目に逆らうようにしてサンディングの傷跡が出てきました。(5か所の黒ずんでいるところ)
木目と逆方向にサンドペーパーを掛けるなんて、それも#120番以上の大きなヤツで掛けるなんて、信じられません。チェックするタイミングが2度もあったのに、失敗です。後戻りするにはもう一度サンディングして漆を全部剥がさなければなりません。
他の木地も大同小異なんですが、上の画像の物がいちばんひどい!
ルーペで傷を探し回るか、先に一旦水に浸けると発見しやすいのに、まだまだ学習効果がありません。下の画像は傷ではなくて杢です。これは仕上がりが楽しみ!