馬のしっぽ
2016年08月12日 | 工房日記 | Comment(0)
2016/08/11
う~っむ、馬のしっぽは難しい!。ていうか、静物ではなくて動きのある小物は難しいのです。
今日は朝のメニューからアップします。
馬の画像を見ながら三角錐の木端に「しっぽ 」を書いて、しばらく考えてから取り掛かります。
糸鋸の兄貴みたいなのこぎりで贅肉をカットしていきます。
次に、昨日下塗りをした作品(靴型)と竹の大皿を塗る準備です。
竹は、節があったり整列した木目がないので、いくら塗っても濃淡がでます。これはこれで、
またほかにない趣がありますね。杉材は案の定、どす黒くなりました。
午後からは、じっくり、「魚鼓」の共鳴箱の下地つくりをします。まずサランラップとテープで
ぐるぐる巻きにして、→ 共鳴箱の入り口を開けます。漆がほかの部分についてしまうことを防止するためです。一旦こびりついた漆は、削り取るしかありません。それも深~く。
次に、共鳴箱の底の広さに合わせて、檜のへらを作ります。
使う漆を作ります。昨日用意した「錆つけ漆」の素材に「地の粉」(珪藻土を焼いてから粉粒化したもの)をブレンドして、黒中漆を同量加えます。
いよいよ塗りですが、共鳴箱の底が深いので表面をきれいに整形できません。
残り時間で”馬のしっぽ”に再挑戦です。