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効果てきめん

2015年07月16日 | 工房日記 | Comment(0)

2015/07/16

 

 スローモーな台風11号を追いかけるようにして、12号も発生しているのですね!。

昨日のシールド剤の効果はできめんでした。「バトン」はシールド剤と言うものの、防腐剤と撥水剤を兼ねています。我が家のベランダに置いてある木製品は一年中、暴露試験(自然現象の中での耐久試験)を受けているようなものです。「バトン」のお蔭で14年間永らえています。

 

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雨が止んだ時をみはからって外に出てみました。この天候の中で元気なのは、ソテツの葉っぱ。

 

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久しぶりに漆を塗ります。その準備。

 

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今日塗るのはスプーン5本と花台用板 4枚、それと、???です。

 

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塗る漆は、木地固め抜きの黒錆び付け漆です。理由は、錆びの効用を優先したから・・・。

 

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スプーンの柄にまいた麻糸のすき間を埋める役目と銘木材のスレをとの粉成分の入っ錆び漆で埋めることが狙いです。でも、錆び漆を大量に作ったのにカミさんからアッシー君を頼まれてラップをかけた状態で席を立ちます。

 

漆は、空気に触れなければ同じ状態が維持できます。ラップに付いた漆をこすり付けたところ。

 

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中間報告です。

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さて、今日は頼まれ仕事に挑戦です。籐製のランプシェードに黒漆を塗ります。籐カゴには塗ったことはあるのですが、このシェードは拭き取れない部分が多そうなのが問題。

 

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特にシェードの骨格が3mmの針金なのですが、漆が乗らないので拭き取りたいところです。

筆を進めていくうちに、籐でも拭き取れるところと拭き取れないところの対比が面白くて、

つまりは、針金も自然のままで拭き取れない部分に埋もれて違和感がないことが判明。

 

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本日の乾燥室の様子です。

 

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残り時間を利用して、1年前の習作を引っ張り出して補修します。

 

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お手本に出ていたキャベツランプを途中まで造ったのですが、その補強です。(和紙を貼るためにリブを増やした)

明日以降、もう少し恰好を良くして、和紙を貼ってみます。

 

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