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不気味なクラゲランプ

2015年01月06日 | 工房日記 | Comment(0)

2015/01/06

 

 昨年の7月に仕入れたIKEAのボトルランプを変身させるのに、夜も寝ないで昼寝して(古いですね^^;)、やっときっかけをつかみました。それは、、、

 

工房に出かける前に細工をしていきます。シェードの取り付け金具とリングの4か所をハンダが載りやすいようにネイキッド化します。道具は電動ドリルと砥石・金ヤスリです。

 

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工房ではランプ台座が、昨日の4個を含めて、28個出来上がりました。

 

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残りの3個を下仕上げをしてファイン・サンディングです。

 

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最後の3個は、一番最初に使った”黒艶消し漆”で木地固めをします。何となく一番最初の作品が一番いい物ができたような気がして、迷います。

 

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昨日に続いて残った漆を使って、ケヤキの小盃を直塗り(手塗り)します。

 

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続いて、こちらも最後の1個となった組み立て台座を組み立てます。

 

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さてここからが、本日のメインイベントならぬ、不気味なクラゲランプの登場です。

廃物となったバルーンランプ(S)を利用してIKEAのボトルランプのシェード変身作戦です。

 

まず、バルーンの頂点に円を卦がいて切り抜きます。

 

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次に今朝ほど仕上げたランプシェードの取り付け金具に、補強用のリブを4本ハンダ付けをして、下部リングと結合します。

 

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ハンダ付けをして上下のリングが取り付け金具を介して一体化します。

 

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シェードの強化フィルムを剥がして骨組みだけに。(この状態にするために補強が必要でした)ここで、バルーンの登場。頂点は上のリングのサイズに合わせて孔が空いています。下部は、リングの位置とバルーンの大きさが合わないので、この試作品は、大きな穴が開いている状態。

 

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ボトルランプに載せると、いかにも頭でっかちで不恰好ですが、これは廃物となったバルーンを利用したので、想定範囲内。でも、点灯すると・・・。

 

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試行錯誤していましたが、この方法で行きます。上から手が入らないと、シェードの取り付けと電球の交換が出来ないのです。横から見ると不気味なクラゲのようなランプとなりました。

中に貼った和紙の楮が特徴的ですね。これは、楮の叩き具合(強さと回数)によって、繊維質が残った文様です。

 

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