錆び付け漆は万能選手
2014/05/22
私は、塗りが浅くても塗りすぎても、次の一手として錆び付け漆をよく使います。理由は砥の粉と上新粉糊がブレンドされているので、表層の目止めの効果と薄っすらと表面をサンディングしてテカリを押さえる効果を併せ持っています。一歩後退して二歩前進する手段でもあります。
まず、オーソドックスな使い方、木地固めの済んだカッティングボードに錆び付け漆を摺り込みます。
欅材は導管が手強いので錆び付け漆はオブラートをくるむ役としてうってつけ。
積層材のカッティングボードなんですが、漆が中まで入ると色合いが同化して、期待していたアクセントが出ません。これも経験のひとつにしましょう・・・^^。
さて、今日の本題はこちら。テカリが出すぎてどうにも手の打ちようがなかった、アカシア材のオーバル型フレアー・トレイに答えが出ました。途中経過の画像はありませんが、錆び付け漆を塗ったあと、執拗にタンポと手のひらでサンディングを繰り返したら、テカリが取れて、おまけに奥行きのある輝きが出てきました。錆び付け漆は万能選手です。
[本日の乾燥室の様子]
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時間に余裕があったので、ダラカン材の黒大皿の写真撮影です。iichiのup用の画像です。
Docodemo床の間に水盤として使っています。採光の関係で出窓に持って来てパチリ!フラッシュをたいて、もう2枚。
帰宅途中の美浜大橋の上からパチリ!まだまだ大気が不安定で夕方にかけて一雨ありそうです。
帰宅してからも、我が家のダラカン材の黒大皿に料理を盛り付けて、パチリ!
[本日のおまけ] おなじみの日没ショットです。