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困ったときは錆びつけ漆

2017年03月05日 | 工房日記 | Comment(0)

2017/03/05

 

 漆塗りの作業には一定のリズムがあって、一旦始めるとある程度答えがでるまで追いかけるか、答えが出ない場合、または失敗した場合(例えば拭き漆の場合は指の跡が残った時)はそれ以上続けない方が良い。高価な漆をどぶに捨てることになる。いちばん判断が迷うときは、下地仕上げが綺麗に行かない場合そのまま塗り続けると、綺麗に整地された部分と不整地の部分の仕上がりの差がますます広がることである。そんな時登場するのが、錆びつけ漆なのである。

 

今日も昨日の続き。明日はまたその続き(朝食のことです^^)。

 

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午前7時半の空模様。今朝の反射光は53Fの北の角から、ちょうどあの辺に太陽楼があります。

 

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巻頭言で述べた不整地部分 VS  整地部分です。→ ラオスの松材は問題なし。

 

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錆びつけ漆を作ります。決め手はパウダー状の砥の粉をトマトケチャップ状にして → 上新粉糊を20%加えることによって粘性+速乾性を持たせます。→ 生漆は接着剤の役目。

 

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錆びつけ漆し塗りのポイントは、あまり強く拭き取らないこと(均一な厚さで残すこと)と、絶対、こびりついた錆びつけ漆を取り残さないこと。この二つ。

 

 

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かたやラオスの松材は、赤みのある部分(松闇の含有量が多い)を良く拭き取ることです。

 

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午後は、「しょいか~ご習志野店」~ 津田沼の「ゆざわや」~ 角上市場での買い物でした。

 

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