「パラボラ・オクタ」和紙貼り完了
2015年11月18日 | 工房日記 | Comment(0)
2015/11/18
「パラボラ・オクタ」用のでんぷん糊の接着強度が分かったので、ゲネプロ貼り(後段で注釈)から一気呵成に本番貼りを完了させました。明日、和紙の切り口のトリミングを済ませると完成です。
今日の天気予報は朝から雨!だったのに、うれしい予報はずれ。
昨日、試験貼りをした和紙を剥がします。でんぷん糊を少し薄めて使った(貼った)ので強度が足りませんでした。あっさり、剥がれてしまいました。
予想通りなんですが、おまけの方が重要でした。それは、リブを拭いたオイルステインが糊の成分に反応して少し溶けたのです。もう一度、リブを水で拭き掃除します。
そして、本番用の難燃紙を使ってゲネプロ貼りをします。ゲネプロとは演奏会用語で、本番を想定した練習です。
仮置きしてみたらバッチリです。糊は、でんぷん糊に同量のボンドを加えます。
今度は接着力があるので、おいそれと貼り直しができません。
乾くまでのあいだ、残りの7枚を切り出します。
お昼をはさんで、貼りの強度が確認できたのでこの後、本番貼りに切り替えます。
大量に合成糊を作って → 小筆でリブに塗って → 下から上へ貼っていきます。
8枚の和紙貼りが完了しました。
しばらく経ってから、中央部分を厚紙で蓋をします。完全に乾いてからエンディングをします。
[本日のおまけ] 午後4時くらいから冷たい雨 → しばらく経ったら、もう真っ暗。