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パルピ・ミニ改

2015年05月18日 | 工房日記 | Comment(0)

2015/05/18

 

 タイトルのパルピ・ミニ改の「改」は、紫電改の「改」です。太平洋戦争末期に登場した迎撃戦闘機紫電の改良バージョンのことで、改造して良くなった例です。でも・・・。

 

天気予報では下り坂なのに、朝から快晴です。

 

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杉材の合板(矢絣接ぎ)のトレーを最終サンディングします。何べんもファインサンディングしたのですが、凹部のウレタン塗料の跡がなかなか取れません。ソフトペーパーの出番です。

 

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そして、この材には黒艶消し漆の木地固めをするので、乾燥箱を外に引っ張り出してきました。溶剤をたくさん使うので、どうしても部屋の中では匂いが残こっちゃうのです。

 

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2枚塗り終わったところで、乾燥箱に入れる順番から、割れた陶器の補修を進めます。

 

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コレ↗は錆び付け漆で掛けた部分を埋める作業をしたものです。それをノミで落とします。

軽く水研ぎしてから、焼き鳥の串で黒艶消し漆を点付けしていきます。

 

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次は、黒艶消し漆が出ているので、同・錆び漆を作って、特大トレーに塗ります。

 

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手際よくやらないと、上新粉糊が入っているので塗っている端から乾いていきます。

 

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午後からは、パルピ・ミニのフレーム造りですが、原型は頂点の形が○のところ、すわりが良さそうな■にしてみました。

 

部材をカットして、ハンダ付けの段階に来てから、角座金ワッシャーが手持ちに無いのに気だ付いて、ホームセンターまで調達に行きます。

 

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作業性は抜群に向上したのですが、作業を進めている最中に、これで改良かな?と不安に・・。

 

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頂点の座金がむき出しになるので、この段階で和紙を貼ります。

 

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一応、完成した姿になりましたが、原型が見慣れているせいか、いまいち感ずるものがありません。特に、サンキャッチャーの取付け部のバランスが悪いので、固定はしないでおきます。

 

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和紙を貼ればピンとくるかもしれないし、サンキャッチャーをもう一回り大きいものにする手もアリますね!!。明日、相棒のSさんと打ち合わせ会があるので、相談に乗ってもらいます。

 


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