屋上屋を重ねているのか?
2014/01/13
拭き漆の作業、壁にぶち当たっては何とかして乗り越えるかそれが出来なければ迂回して(そちらの方が割合が多い^^;)、また、ひとつの問題を解決すると追いかけるように別の問題が出てきます。一言でいえば試行錯誤の連続です。独学のしがらみをあえて甘受、実戦で鍛えられています。でも、2歩進んでは1歩後退のペースなので前には進んでいることは確かです。
「風の盆(L)」の裏紙張りの失敗を取り返そうと思って2枚目の和紙を貼りましたが、最初の失敗(ボンド貼り)の浮いたところや凸凹を隠せません。
失敗は必ずしも無駄ではないのですが、問題はその進む方向なのです。(後段で紹介します)
仕事帰りにVIVA HOMEへ立ち寄りました。ここでも梱包材の下調べです。
35cm×35cm×h10cmの段ボール@108を2枚購入。それを二つ折りにしてバイクの荷物室へ。
ハンドルに引っかかっているのは粗大ごみ用のガラ袋です。これは荷物室へ入りませんでした。
工房に到着して早速組立。30φのサラダボウルと対角線距離が37cmある角のサラダボウルを入れてみました。ちょうど、ぴったしかんかんです。
***************************************************************************
肝心の工房作業は、まず、デンマーク100均のバターナイフを上塗りしました。材はなんだか分かりませんが、漆の吸収率がきわめて悪く、むしろ反発されます。
「風の盆(L)」の裏紙のリペアーです。
まず、縁の周りをトリミングするとまだまだ、切りくずが残ります。
黒艶消し漆を木地固め用の割合に薄めて上塗りをしました。どんどん吸収されますが、相変わらず下地の浮いたところは白っぽく残ります。
表面に漆が廻っていないかどうかチェックして乾燥箱へ入れます。
ネパール産の手すき紙の上に和紙貼り。屋上屋を重ねています。結果はいかに・・・?