久しぶりに和紙貼りを
2015/05/23
タイトルの和紙貼りですが、ランプのシェードに和紙を貼る場面ではなくて、漆器に和紙を貼って仕上げることです。
朝一番で昨日木地固めをしたターナーとバターナイフを仕上げます。毛羽立ちを押さえるサンディング → 生漆での上塗りの準備です。
バターナイフは第1回目の上塗りですが、下地の仕上げを入念にしたおかげで、初回でもこの輝きなので仕上りが期待できます。
ターナーは2度目の上塗り。乾燥箱の中段には後から和紙貼りの器が入りますが、とりあえず置き場所確保です。下から詰めていきます。
黒い器は、5年ほど前に和紙を貼ったもの。その時の和紙の残りと捨てずに取っておいたキレッパシを使ってパッチワーク状に貼るつもりです。まず、トリミング用の和紙を切り出します。
次にこま切れ状態にした和紙を用意して、塗り+貼りに入ります。
最初の内は、タンポを使って丁寧にやっていたのですが、、、
間尺に合わなくて、手塗り+手張りに切り替えです。(グローブがドロドロ!!)
なんか、汚らしいですねぇ~。かつて1枚張りの時は空気を追い出すのが大変でしたけど、今回は、和紙に曲りクセが付いているので、端端が浮いてきます。しばらくしてから、焼き鳥の串を使って交通整理です。
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午後2時、友人がベイタウンに訪ねてきたので、分かりやすい”喫茶店コロラド”で待ち合わせ、お茶飲み話をしました。(話題は、ウッドターニングと映像制作のポイントなど・・・)
我が家の自宅工房も見学に来てくれました。
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お客様が帰ってからは、和紙貼りの続きです。この和紙貼りは布着せのような補強とは異なって、デザイン上のワンポイントに使われる場面が一般的です。私は、全面に貼ってイメージを全く違う物にしています。
仕上げてから、乾燥箱の中段に入れ替えです。
残り時間を利用して別口の仕事を・・・。先日VIVA Homeで作った治具を使ってパルピ・ミニ用のφ2mmの真鍮の針金を直角に曲げます。治具の素材は山桜、厚さは3cmなのでドリルの長さが足らずに、2枚空けてそれをバンドで固定しています。山桜は堅いので角が崩れません。
今までの苦労がウソのように、約5分で2組完成です。