上総木工交流会
2014/10/18
上総と下総は現在の千葉県南部と北部を主たる領域とする旧国名。下総を中心とすると、北で日立の国と下野国、西で上野国と武蔵国、南で上総国、内海をはさんで相模国と接する。
国の名前に「上」「下」や「前」「後」と付くものがいくつかあるが、いずれも都(近代以前の概念では機内)に近いほうが「上」「前」と考えられている。上総国と下総国の場合、元々東海道は海つ道(海路)であり、房総半島の南部の上総国の方が畿内により近い位置関係にあったのがその由来とされる。
今日は、その上総の国のほぼ中心にある久留里に行ってきました。久留里城(史実にはもちろん存在するが、現在のお城は昭和50年代に再建されたもの)の城内にある君津市森林体験交流センターがその目的地。
久留里の市街地。道路の上にランドマークが → 造り酒屋 → 山の上に久留里城が!
坂道を登ってトンネルを出ると城内です。
右は本丸へ、私は左の森林交流センターへ。
どっしりとした木造りの家。
教室では、なんやら真面目な講習会の様子。裏に回ったら、ベテランの木工家の連中がいました。ここは、毎月第3土曜日に有志が集まって木工技術を喧々諤々やる場所です。
かつて2回お邪魔したことがあります。今日は、前もってお願いしていた木工旋盤の大ベテランにお知恵を拝借に来ました。
私が書いた簡略図とアラスカ檜を前にして、Uさんが得々とHow to 旋盤を説明してくれました。私の拙い知識にも嫌な顔をせず、バルーンランプの台座の試作を快く引き受けてくれました。
教室の中は外の講義とは別世界。中では、ボランティア講師がデモンストレーションをして参加者がうなずいたり、首を傾けたり、質問したりしています。
丁度、お昼の時間ですよ~。ポトフ定食です。ここにも、IKEAの提灯ランプがありあました。
粕漬をお土産に買って、上総木工交流会の皆さんに挨拶して、早目に辞しました。すっ飛んで帰らなければならないのですが、折角きたので久留里城へ上ります。
典型的な山城の地形です。下には登って来た道が見えます。資料館には上総掘りの井戸が・・。
天守閣です。
帰路は、圏央道 → 館山道 → 京葉道路で約1時間でした。
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工房では、金土クラブの名残で紙版画のワークショップだけは続けています。
本日のお題は、「お月見」。先生は別のお楽しみ「愛犬・チロロ」でした。
私は、明日の催事の用意。(その内容は、また明日)
ご依頼のバルーンランプの台座は、3サイズを本日完成させました。しかしコードを通す横穴をあけるのを忘れました。明日穴をあけます。
テックさん
コメントメール連絡、ありがとうございました。
また、日曜日にもかかわらず早速轢いて頂いたとのこと、恐縮です。
仕上がりを楽しみにしております。
小野昭夫