煩悩の塊
2016/06/20
現在、取り組んでいる「魚鼓」、なぜ「魚鼓」を選んだか・・・?。
特段の理由もこだわりもないのですが、放送大学の木彫サークルに参加したことがきっかけで、久しぶりに彫刻刀の使い方を思い出そうと言う背景がありました。
友人の一人が、「魚鼓」に着手した理由に興味を示して、①誰かの注文か?②煩悩を払うためか?③カミさんが「食事の時」を知らせるため?とのメールがきたもんだ。全部、ブブー!!。
今日の書き出しは、そのSさんの質問に回答するつもりで書いたのですが、まてよ!。
その②の煩悩を払うため?とは何ぞや・・・?ご心配無用でした。Sさんは、毎回、回答を書いて質問をしてくるのです。折角だからご紹介しますね♪。
「魚鼓」(魚板):
魚鼓は黄檗宗の本山である黄檗山萬福寺や護国山東光寺、韓国の寺院などで見る事ができる。魚板とはその名の通り魚の形をした板であり、現在、午前11時45分にだけ鳴らされている。
『魚の形をしているのは、魚は日夜を問わず目を閉じないことから、寝る間を惜しんで修行に精進しなさい』という意味である。
そして、口にくわえた丸いものは『煩悩を表し、魚の背をたたくことで煩悩を吐き出させる』という意味合いが有る。
製作者本人が「口にくわえている玉」の意味も知らないで作ってました^^;。
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今朝のメニューです。
今日は鑿を振るうので工作室を借りました。工具類を一揃い持って行かなければなりません。
まず、共鳴箱の底をできるだけ平らにします。完全フラットにはなりませんが、最終的には、漆のザビ剤に木屑を混ぜた物を作って穴埋めします。
ぜい肉を取ってある程度までシェイプアップします。
お昼は、新潟県に赴任した友人のNさんから頂いた布乃利(海藻)入りのお蕎麦です。
午後からは細部の加工に入ります。
今日のおしまいは、煩悩の塊(玉)に着手です。はじめて彫刻刀を入れました。3mmのドリルで
隙間を空ける目安を立てました。表と裏から開けましたが貫通しているかどうか?です。