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二つに割れたお椀

2026年03月11日 | 工房日記 | Comment(0)

2026/03/11

 

 最近、漆器の修理が多いのですが、こんなのは初めてです。木目に逆らって二つに割れたお椀がドッグ入りしてきました。物は13mmφ・高さ8cm・重さが120gもある大椀です。割れた時の状態は暖かいスープを冷蔵庫に入れて冷ましていたとのこと。(割れた時の画像あり)

何故割れたか?の推測ですが、一般的には、木は急激に乾燥させると縮みます。冷蔵庫の中では、お椀の中にお湯が入っていれば内側が温かく外側は冷たくされ、内外の温度差によりひびが入ったのではないでしょうか?真意は分かりませんが。

 

最初の画像。見ればわかる通り木目に沿ってではなく木目の直角方向に裂けています。ところが、何日か経って私の所に持ち込まれた際は元に戻ったようにくっついてました。手で広げてもそれ以上びくともしないのです。そのお椀に生漆を二度塗ってから漏水試験をしてみました。

 

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お湯を入れた瞬間から漏れ始めました。この結果を持ち主に報告、このお椀はあきらめて頂いて代わりの物を提供すこととなりました。このお椀は奇麗に二つに割って⇒金継ぎしてみます。

 

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