弁柄漆を作って・・・(その1)
2025年08月27日 | 工房日記 | Comment(0)
2025/08/27
暑い暑い暑い!!、10日連続の猛暑日とやら。毎日、エアコンの下でじっと潜んでいます。
お盆が過ぎたころ、仏壇の中のリン台のお化粧直しの話しが舞い込んできました。長い年月の
お役目をはたして、可哀そうなくらいに傷んだ部分を補修できないか?との話です。
問題は、いわゆる傷んだ部分をタッチアップしたのでは色収差がでてしまい、全塗装がいいのですが、その前提となる下地を全部剥がすかどうか?なんです。これは出来そうにありません。
と言うことで出て来た答えは、上面はそのままとして⇒側面は傷んだ部分を整えて表面と同じ色に塗る⇒裏面は同じく傷んだ部分を整えて黒中漆で塗るです。でも正直、課題がいっぱいです。
まず、3世代で使い続けて来たリン台です。
課題その①。リン台の色は朱色ではなく東洋赤(弁柄)に近いので弁柄漆を作って試し塗りを
してみました。弁柄と生漆を1:1でブレンド。試し塗りの材料は檜材と漆を塗った箸置きです。
素材そのものの檜材は汚らしく、片や箸置きには奇麗に上塗りできました。こちらで行きます。
画像左下の小さなリン台は我が家のもの。これに試し塗りしてみました。違和感がありません。
次に出来るところから、一番バッターは裏面の補修と黒中漆での一回目の拭き漆です。
この作業の途中で、裏面のひび割れ部分に生漆を差し込んで接着剤の代わりしてみます。
予測していましたが、一晩経って漆が乾いてもひび割れ部分は塞がっていません。そこで、
試し塗りに使った端材をテーパー状に削ってすき間に挟み込んで埋めることとしました。


























