素手塗り
2020年02月06日 | 工房日記 | Comment(0)
200/02/06
私はよく微妙な艶を残したい時は「手塗り」をやりますが、素手ではありません。漆かぶれ防止用のビニールのグローブをした手で、粘着性のある漆を広げるようにして塗ります。
プロの塗師の中には微妙な感触を優先して素手で仕事をしていますが、多分、免疫性が出来てかぶれないと思います。私は暖かい季節になるとかぶれる時があるので、常に手袋をしています。
三食の記録と明るい日差しの中のお花です。
クラシカル小皿は滑らかな仕上がりになりそうです。で、残りの5枚もサンディング。
その5枚の縁取りを塗っていきます。途中で傷が目立つところに赤呂色の漆も塗っています。
もうひと仕事。壱合枡と豆枡の木地固めです。今日は途中まで素手で仕事をしていました。
微妙な感触を確かめながら塗れるので多用したいのですが、指先には漆がいっぱい残ります。