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3.Victory Liner Bus

2012年08月04日 | コラム | Comment(2)

3.Victory Liner Bus

 

 前回の画像:Granprix Econotel Pasay Hotel(木賃宿)とVictory Liner Bus Terminal は、メトロ・マニラ(マニラ首都圏)を構成する14都市のひとつPasay地区の中心地に位置する。

マニラ空港から北西へ10Km、タクシーで20分。空港タクシーは割高だが安全ということを承知して利用したら900P(1800円)でした。

最初から後日談ですが、帰国時にGranprix Econotel Pasay Hotelの契約タクシーを利用した時は、350Pでした。公認タクシーのほうが2倍以上高いなんて矛盾していますよね!

 

 画像は朝散歩に出た時にとった写真です。Pasay地区はメトロ・マニラの中心街・高層ビルが林立するMakati地区の西隣にあたります。Pasay地区からはさえぎる物が何もなく原風景の向こうに蜃気楼のように高層ビルが・・・。近代都市と前近代都市は好対照の綾をおりなす風景であった。

フィリピンは鉄道が少なく、輸送力が足りていない。それを補うのが長距離バスである。

 

 

 ここPasayはルソン島各地へ向かう長距離バスの一大集積地である。

EDSA(片側4車線の道路)の両側には長距離バスのターミナルが軒を並べている。 多いところで数台、とっておきのたったの1台で運行しているようなバス会社もある。 それぞれ色鮮やかにボディーを塗りたくって、一昔前の古い車体であることをカモフラージュしている。 ほとんどのバスにエアコンはなし! 街中では窓を開けっ放しにして走り、高速を走るときは窓を細めに開けて走る。 その中でもVictory Linerは抜きんでた大企業であろうか、見ればターミナルの規模も大きく、運行準備中の車もスマートな車体が多かった。

 Victory Linerの主要路線は北ルソン方面の運行である。フィリピン第2の都市バギオへの運航本数が最も多く、ゴールデンルートとなっている。私が予約したのは、バギオまでノンストップの特急バス。マニラ~バギオ間250Kmの距離を約5時間半で運行する!と、HPには書いてあった。その他、リクライニングシート、エアコン・トイレ付がうたい文句となる。

 

 バスのチケットはPayPal Systemにより購入済み。 PayPal SystemとはPayPal アカウントのユーザー同士が中継点経由でオンラインショッピングと支払いを済ませることができるシステム。 中継点の信用問題がこのシステムの全てであり、PayPalは世界最大のオークションサイトeBayが運営管理している。 異なる通貨国同士では大変便利な支払いシステムで相手側にはメールアドレスしか伝わらない。

 

Victory LinerからのInvoiceに基づいてPayPalから支払い内容が送られてきた。

驚き、換算レート 小数点以下、6桁である。 1PHPは・・・・ザーッと2円。

 

説明

単価

数量

金額

AKIO ONO-Manila (Pasay) to Baguio and Baguio to Pasay Deluxe Bus ticket

P715.00

2

P1,430.00

Convenience handling fee

P107.25

2

P214.50

小計

P1,644.50

配送料と手数料

P100.00

合計

P1,744.50 PHP

支払い

P1,744.50 PHP

支払額

¥3,378 JPY

受取額

P1,744.50 PHP

外貨換算レート: 1JPY = 0.516429PHP

 

 2012/05/29(火) 朝9時、出発時間2時間前に事前購入したチケットを受け取りに行く。

が、そこでもまたもやクールな受け答えが待っていた。特別に忙しそうでもないのに、「ちょっと待って!」とか言いながらお隣さんとおしゃべりしている。

トラブル発生! Victory Linerのチケットセンターから私のチケット情報が転送されていない。発券出来ない! PCの端末機らしき物もない。 案の定、返事は「ここでは分からない」。 そこで、Victory Linerからの事前購入した証明書を見せて、「そんなことはないハズ! ここに “You can claim your ticket on Pasay Terminal” と書いてあるじゃないか!」と目の前へ突き出す。すると、奥からマネージャーらしき者が出てきて・・・・キャビネットから郵便物を取り出してきて、なんとポイと放り出すではないか。 唖然とする! 説明もなければ、「ありがとうございます」の「あ」の字もない。 フィリピンではお客様は「神様ではない」のである。

 

普通、日本ではサービスを提供している側とお客様とは「良き互恵関係を構築しよう」といつも心がけているものである。 しかし、フィリピンではこのクールな関係は、買い物に行っても、レストランに行っても、どこへいっても同じであった。そして、お客を無視した従業員同士のおしゃべりは・・・最優先。

 

バギオ行きの特急バスは完全予約制、8日前で受付を締め切る。当然空席が出るのでそれを目当てに朝早くから空席待ちをしている大勢の人がいる。当日のそのバスのキャンセルは3人。可哀そうだが後の人は8時間かけて普通バスで行くしか方法がないのである。

 

午前11時15分発のバスはミネラルウオーターとお菓子を積んで定刻に出発。 1+タンデム2の椅子席が10列あって最後部は4人掛けなので定員は30人程度。 程度としたのは、中央に半地下式のトイレがあるのでその付近は不明。

ドライバーとガイド嬢の二人体制だが、なんとドライバーは5時半休憩なし。ガイド嬢は出発するとまもなくミネラルウオーターとお菓子を配って主な役目は終了。

そうそう彼女には非常に重要な役目が残っていました。 何だと思います?

 

それは、「DVDの交換」とドライバーの「眠気防止のための絶え間ないおしゃべり」でした。

 

私の席は最前列の1人掛けの席。早目に予約したのが良かったのか、それとも悪かったのか、小学生のバス旅行では一番喜ぶ席ではあった。だが、その後の約6時間、非常にスリリングなバス旅行を楽しむことになろうとは・・・。

 

画像はミネラルウオーターとお菓子を積み込むところとガイド嬢がDVDを交換しているところ。それとご覧のようにドライバーはシートベルトをしていません。

 

 

(Victory Liner Bus 編 The End)

 

 


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3.Victory Liner Bus」に2件のコメント

  1. GSの32 より:

    失礼ながらフィリッピンが適当な国に感じてきました(笑)
    このシナリオだと、実は木工品はここでは作られていなかった!?
    な~んてオチがありそうですね。
    ちなみに、言語は英語を話していたのですか?

    • akio_ono より:

      フィリピンから帰国してから、いろいろとフィリピンのことを書いている書物やブログを読んでいたら、はた、と気が付いたことが多いのです。
      その中のひとつに、親しくなるまでには長~い時間がかかるけど、ある時期からこちら側の人になるのだそうです。
      こちら側の人とあちら側の人の区別だったんですね。もちろん私はあちら側の人でした。
      言葉のテーマは13.イロカノ語で、オチは、17.さよならパーティで出てきますのでお楽しみに・・・!

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