
「魚鼓」と「馬の親子」の上塗り
2016年08月23日 | 工房日記 | Comment(0)
2016/08/23
「魚鼓」と「馬の親子」の上塗りに入りました。季節がら漆塗りには手間がかからないのですが、乾燥室に入れる前から乾き始めて、ぐずぐずしていると木地の中に染み込んで行って仕上がりが黒ずんでしまいます。ある一定のタイミングで拭き取らなければなりません。
まず、朝食のメニューからアップします。
木地固めをした「魚鼓」と「馬の親子」の毛羽立ちを取ります。「馬の親子」はいい感じ!。
「魚鼓」は、目と玉を黒と赤に塗るつもりなんですが、この段階では生漆で上塗りをします。
「馬の親子」から上塗りをします。使う漆は、上生漆。
「魚鼓」は、彫刻刀で彫った部分が多いので、その部分は漆が入り込みやすいのです。塗ったらすぐ拭き取ります。それでも、多量に入った場合を想定して、いつも竹串を用意しておきます。
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午後からは、台風の後始末をして、
木端仏の素材を加工してました。上右の2個は割れが入っていて、使い方が限定されます。