曇りガラスを透明に
2016/03/03
今日はお雛様の日。今晩お孫ちゃんが来て、明日、ディズニーランドだそうで、カミさんは陶芸教室もあるつうのにチラシ寿司づくりに大忙し。そのあおりで、私が寝具の準備役です。
朝のショットから。
昨日から手掛けている竹筒、機械加工で表面のツルツルを取っちゃてるので艶が出ません。
そこで簡易乾燥箱をつくって、錆び付け漆で表面処理をします。この作業、ずいぶん久しぶりになります。砥の粉を水でゆるめて → ご飯粒で糊を作って、
それらをブレンドしたものに同量の生漆を足します。
竹の繊維に摺り込むようにして塗って → 押し込むようにして拭き取ります。
左↓が使用前、右↓が使用後 → 塗り終わって箱ごと暖かいところに置きます。
お昼を食べたら、カミさんはそそくさと陶芸教室へ。私はお留守番。
昨日入手した大洲和紙を引っ張り出します。イトーヤさんの包装は完璧ですね。
丁寧に包装されて丸まった和紙の癖を取ります。
次に、もうひとつ竹筒があるので、焼いて → サンディングして → 錆び付けします。
大洲和紙を使って”パルピ・ティムニー・ギルディング”なる物を考えているのですが、肝心なガラス・シェードの透過率が悪くて、折角のギルディング(デザイニングされたテキスタイルに特殊な糊を塗って金箔を貼りつける技術)の味がスポイルされちゃいます。どうしたもんか?考えていますが、とりあえず塗料を塗って透過率を上げてみます。
底の裏側に水性ニスを塗ってみます。セロテープを貼ると曇りガラスが透き通るので、同じかな?と思って。そもそも、曇りガラスは表面をザラザラ仕上げにして透過率を悪くしています。
表面にハケ目が残りますが結構いい線いってます。
残り少なくなったところで引っくり返して仕上がりです。