
金継ぎ
2015年12月18日 | 工房日記 | Comment(0)
2015/12/18
夕べの雷雨の後遺症でしょうかね?スッキリくっきりの朝日が飛び込んできています。
習志野港から船橋港にかけて、なんやらきな臭い雲が漂っていますが何でしょ?
朝から、ホットドッグ定食です。
頼まれ物の「金継ぎ」をします。修理するものは、輪島の漆器屋さんが塗ったお猪口です。
綺麗に欠けているのでなんとか一発で決められそうです。
糊漆を作ります。大量にある場合は上新粉から始めますが、少量の場合は、ご飯粒を練ってつくります。ホットカーペットにガラス定盤をひいて温めながら作業をすすめます。
次にとの粉を取り出して、ほんの少量のサビを作ります。
こうした素材を作っている間には、お猪口を温めておきます。使う漆は金継ぎ加工用の生漆。
まず、漆*糊=1:1の物を作って、そこに錆びを混ぜます。
切り欠き部分に錆び漆を摺り込んで欠片をくっつけて行きます
漆の跳ね返りを掃除して一番温かい場所へ安置します。これで1~2週間様子を見ます。
糊り付け漆なので湿気はいりません。特等席でおとなしくしているんだよ!!