石橋を叩いて渡る
2015/11/16
ご縁があって、「秋の展示会」でのお客様から修理依頼を引き受けた八角形の照明器具に固有名詞を付けないと、何時まで経っても「八角形の照明器具」なので、”パラボラ・オクタ”としました。オクタは八角、パラボラは放物線です。
その「パラボラ・オクタ」の修理を引受するのにあたって、一番大事なことをお聞きするのを忘れてました。それは、定格W数です。
100V電源の照明器具は電気用品安全法に基づいて検定試験を受けなければなりません。合格して認定(PSEマーク)を受けると、定格W数が明記されます。特に和紙ランプの場合は、定格W数以上の電球を付けて、もし、直接シェードに触れると発火する恐れがあるので、大変重要です。
クライアントさんにお尋ねして、100W×2が定格W数であることが分かり、ホッとしています。
(昨日の日記でも投稿しましたが、60W電球を2個ご使用になっている)
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今日の記事稿も朝のルーティン画像から・・^^。
上右の画像の一番右の建物は、今や飛ぶ鳥も落とす勢いの「イオン本社」です。黄金のビル↓。
ゴールドはないけれど、今日もカラフルな我が家の朝食
仕事を始める前に、アトリエの倉庫に入りきれない作品を家の中に持ち込みます。
おっと、乾燥箱の中に忘れていました。展示会が始まる前に塗った「行燈ランプ」の台座です。
さあ、”パラボラ・オクタ”の仕事の開始です。すでに組み立ててある既製品なんですが、和紙を貼る際にある程度固定していた方がいいので、固定治具を作ります。
手持ちの合板を2種類の幅板に切り分けます。そして、直角になるように木ネジで止めます。
”パラボラ・オクタ”を仮置きして中心点を出します。そして、9.5mm/mmの孔を空けます。
なんか飛行船を係留する時の感じですね^^/。次は、既存のシェード紙を取り外します。
午後4時前の西の空。また、下り坂ですかね?ここで、この芸術的な照明器具の造りをチェックします。キチンとした加工方法ですべてのリブを丁寧に目釘で止めてあります。
次は、残りかすを綺麗に落として、掃除にかかります。使った道具は、素材に傷をつけないようにプラスティック・ヘラとスポンジサンダーの荒目(内側)と腰の抜けた中目(外側)。
今日のオオトリの作業は、フレームのお化粧直しです。欅材なので欅のオイルステインで汚れを落とす感じで拭き取ります。(当初、拭き漆かな?と思ったのですが、違いました)
この状態で一晩乾かします。
[本日のおまけ] 午後5時半の西の空 → 幕張新都心方向。