拭き漆工房うたせ
拭き漆工房うたせについて

はるか黒富士

2015年10月02日 | 工房日記 | Comment(0)

2015/10/02

 

 今日は「行燈ランプ」の台座を加工してもらうため、知人の木工所を訪ねました。その用事が終わった後に千葉県立美術館に立ち寄ったのです。ちょうど県展の前期分を公開していました。

 

書道部門の展示の中に、草野心平の書いた詩があったので懐かしく見入っちゃいました。(詳しくは後段で)

 

IMG_7527

 

****************************************************************************

朝の食卓は相変わらずカラフル~~。ビタミンCはバッチリです。

 

IMG_7471IMG_7472 IMG_7473

 

食後のコヒーを飲んだ後はデッキの雨をワイパーでひと拭き。雨対策、効果ばつぐん。

 

IMG_7470 IMG_7477 IMG_7478

 

工房作業は昨日の貼りのこしから・・・。風船のすき間が見えるところを補修します。そしてもう一個下部リングを入れます。

 

IMG_7480 IMG_7481 IMG_7482

 

 

午前11時の訪問約束です。場所は、千葉市中央区道場南。リフォーム展示場の一角に木工所があります。玄関を入って左側がショールーム。千葉県産の杉材を使ったモデルルームです。

 

IMG_7501 IMG_7502IMG_7498

 

玄関の右側の杉の扉の中が木工所。ここでは、子供の木工教室もやってます。ここの主のMさんに「行燈ランプ」の台座素材を託します。

 

IMG_7483 IMG_7503 IMG_7507

 

と言いうことで、帰路海岸通りを通って県立美術館へ。多分、秋の県展をやっていて、しかも】工芸部門が開催されていることを期待していたのですが、残念ながら10/8~の展示でした。

 

IMG_7509 IMG_7510 IMG_7512

 

彫刻部門の中に木彫が一体だけ出展していました。

 

IMG_7514IMG_7517IMG_7523

 

そして書道部門では、大胆闊達な書が、、。これ↓は、荘子の語で”われ われを うしなう”。

 

IMG_7524 IMG_7525 IMG_7526

 

次に長々と見入っていたのが、草野心平の詩・富士山を題材とした書です。

 

IMG_7527 IMG_7528 IMG_7529

 

解釈が付いていました。

 

牛久のはての はるかなはての山脈の その山脈からいちだん高く黒富士

さくらんぼ色はだんだん沈み 上天に金隈取の雲一点

存在を超えた無限のもの 存在に還る無限なもの 祈りの如きはるか黒富士

 

全文ではなくて、太文字部分は省略されていましたが、全体の構成からは「黒富士」が強調されていて味のある書だと思いました。なぜ見入っていたかと言うと、学生時代に歌った男声合唱曲を思い出したのです。

 

多田武彦作曲の「富士山」。作詞はもちろん、草野心平です。草野心平の詩は、土臭く骨太の詩が多いので、多田武彦の曲風にピッタリです。(今年も多田武彦、歌いますよ~)

 

*************************************************************************

 

お昼は、街道筋の蕎麦やでした。裏から見たお店の名前は、”ゆで太郎”です。

 

IMG_7530IMG_7531IMG_7533

 

 

帰宅してからは、木工所から預かったお皿2枚とお客様からの預かり物をサンディングします。

 

IMG_7539 IMG_7541IMG_7552

 

 

IMG_7538IMG_7542 IMG_7543

 

全部できずに今日はオシマイ。もうじきここからも、はるか黒富士が望めます。

 

IMG_7556

 


ホーム

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>