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我ながら感心しきり

2015年06月19日 | 工房日記 | Comment(0)

2015/06/19

 

 昨日までは梅雨色を探していましたが、どう形容しても、毎日こうだとやはり、”もやもや色”ですね。逆手を取って、雨上りを利用してあるものをスッキリくっきりさせました。

 

はい、残り雨を使うと、小鳥ちゃんの落とし物を簡単に除去できるのです。

 

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午前中は、相棒のSさんとネットショッピングの作戦会議です。今や懐かしのギャラリーへ。

 

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Sさんの工房で、新作のパルピ・ミニを題材としての打ち合わせと写真撮影会です。

 

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午後からは、まず、ミニカー・ラックの外枠の毛羽立ち取りです。

 

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今日はこのミニカー・ラックの外枠を錆び付け漆でお化粧しようと思います。

 

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との粉に水分を補給しながら、ケチャップ状になるくらいまでこねます。ここに、体積比で

約20%の上新粉糊を加えて、きめが細かくなるまで十分に捏ねます。

 

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仕上がりは耳たぶくらいの柔らかさと粘り気がでるまで・・・。そしてカップに保管します。

 

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何の気なしにパルピ・ミニを手に取ったら、サンキャッチャーが緩んでいるのに気が付いたので、サンキャッチャーを掴んでひねったら、、、ネジきれちゃいました^^;。

 

ミニカー・ラックの錆び付け漆のお化粧を後回しにして、修理することにしました。

 

サンキャッチャーはハーネスにサポートリブをハンダ付けして固定しているので、和紙を取り除かなければ修理が出来ません。この際、別の和紙に張り替えることに。

 

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かなり初期の段階でじっくりと作ったのを覚えていますが、接着剤が丁寧に付いています。和紙を取り除くのにカッターナイフで切り込みを入れても、真鍮の針金の頂点を削り落としても、剥がれてきません。我ながら、良く出来ていると感心しきり。

 

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結局は、カッターナイフで残った接着剤をこそぎ落とすことに・・・。そして、肝心なサンキャッチャーの取り付け針金の太さを0.9mmの物に交換して貼りに入ります。

 

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今回の和紙は、岩手県一関市の東山(とうざん)和紙。素朴さが特徴の手すき和紙なんですが、これ↓は、楮と草木や藁が一緒に入って鋤かれたものです。

 

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そもそも紙が薄いことと中の草木や藁の接着力が弱くて(浮いて出てきて)困ったものです。

ボンドを点付けしながらだましだまし、進めます。

 

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午後7時、途中ですが今日はここまでとします。

 

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