サンディング or 剥離剤
2015年05月09日 | 工房日記 | Comment(0)
2015/05/09
まず、昨日の続きから。
オイルステインを厚塗りした格子戸は、重々しい色にはなったのですが、まだら文様が出てきて不思議な雰囲気になりました。(画像ではあまり分かりません)
Befor → After
朝一番の仕事は、キャビネットの中のガラス食器のほこり(くすみ?)落としです。半年に1度の割合で、掃除をしてあげます。棚板と同じ埃がガラスにも付いているはずなので・・・。
明日は、もうひとつのキャビネットが待っています。今朝は、錆び漆を作って、大椀の補修塗りをします。(実は、失敗作で黒中漆がまだらになっています)
黒中漆の錆び付け漆で、研ぐようにして拭き取ります。メリハリが出てくるハズです。
午後からは、化学塗料の塗装をはがして木地にする方法を2通り試しました。
杉材の合材トレーは丹念にペーパーで塗料を落としました。ソフトペーパーが大活躍です。
かたや、アカシア材のサラダボウルには剥離剤を使います。
剥離剤をベッタリ塗って5分待ちます。塗料が浮いてきたところでプラスティックヘラでかき集めます。それを2度繰り返して、最後は残った剥離剤を水で洗い落します。
剥離剤は匂いがきついのと、水で洗い流さないと木地の中に入り込むようにして固まります。後始末が肝心です。
両方を比較すると、平面が多いものはサンドペーパーで、曲面が多いものは剥離剤を使います。